赤ちゃんに選んであげたい低刺激石けん

赤ちゃんでも安心の低刺激石けんとは赤ちゃんの肌はとても柔らかくてきれいですよね。
これなら別に肌ケアをしてあげなくても大丈夫!と思いがちなのですが…
肌を外部からの刺激から守るバリア機能のある「角質層」が
大人の1/2~1/3の厚みしかないのはご存知でしょうか。
角質層の厚みは大人でも約0.02mm程度です。
生後3か月くらいまではお母さんからのホルモンの影響で皮脂の分泌量が盛んです。
ですが、この期間を過ぎると皮脂の分泌量が減り、生後1歳~思春期前までが皮脂の分泌量が少ない時期となります。

皮脂の分泌量が少ないとき、洗浄成分の高い石けんを使うと肌のバリア機能が低下し

◎外部の刺激に敏感になる ◎かゆみが生じやすくなる

など、弊害が出てきます。 特に小さい赤ちゃんやお子さんの場合、かゆいときは「我慢する」のは難しいですよね。
こうならないためにも、毎日使う石けんはなるべく刺激が少ないものを選びたいものです。

いつも使うその石けんには何が入っていますか?

石けんや化粧品などは薬事法ではすべての原料成分名を表示することが義務付けられています。
石けんの箱などに記載されている成分をみてみましょう。 (記載されていないものは法令違反となり、本来販売はできません)
わからない成分があったらネットなどで調べてみてくださいね。

石油系界面活性剤が不使用である

酸化防止剤が入っていない

石油製品から化学合成された物質が無添加である

防腐剤が入っていない

無香料である

石油系界面活性剤
◎スルホン酸ナトリウム ◎キシレンスルホン酸アンモニウム ◎パレスー3硫酸ナトリウム ◎パレスー3硫酸アンモニウム ◎ラウリル硫酸ナトリウム(ドデシル硫酸ナトリウム) ◎ラウレス硫酸ナトリウム(ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩) ◎ラウリル硫酸アンモニウム ◎ラウレス硫酸アンモニウム
酸化防止剤
◎ジブチルヒドロキシトルエン(表示名称:BHT)◎ブチルヒドロキシアニソール(表示名称:BHA)◎没食子酸プロピル(表示名称:没食子酸プロピル)◎トコフェロール(表示名称:トコフェロール)
防腐剤
◎パラオキシ安息香酸エステル(表示名称:パラベン)◎安息香酸◎デヒドロ酢酸ナトリウム(表示名称:デヒドロ酢酸Na)◎ヒノキチオール◎フェノキシエタノール
※上記記載以外にもあります。

入っているから悪い!というものではありませんが、「低刺激石けん・肌への刺激を押さえたい」と考えた場合、上記はなるべく避けたいものです。

低刺激石けんなのに酸化防止剤が入ってる不思議

低刺激石けん皮膚科で取扱いの低刺激石けんでも酸化防止剤が入っているものがあります。
低刺激石けんに入っている酸化防止剤自体、とても肌に優しいものが配合されている場合が多いのですが、なぜ低刺激なのに酸化防止剤がはいってしまっているのでしょうか
それは石けんの主成分が原因です。

石けんにはオイルが入っています。
石けんの主成分はオイル(油)です。ですがどんなに酸化しにくいオイルであっても、酸素と結合することにより酸化してしまいます。
このため、ほとんどの石けんには酸化防止剤が配合されてるのです。
反対に、酸化防止剤が入っていない石けんは、工場出荷時から酸化が始まっているので、たまに無添加石鹸を開封すると「油やけのような嫌な臭い(酸化している)」になっている場合もあります。
セール品として無添加石鹸を買うと、この確率が高くなっていることが多いと思います。(私は当たる確率が高いのか…とも思ってしまうくらいです)
酸化したオイルは身体にあまり良くないというのは認知されていますよね?酸化防止剤の入っていない石鹸は工場出荷から時間が経っていないものをお勧めします。酸化しにくいオイルを使っている石鹸だと約1年位は大丈夫だと聞いたことがあります。
ただ、賞味期限があるものではないので確認しようがないというのが現状かと思います。
お勧めの石鹸に掲載していますが、ココロ化粧品のナチュラルピュアソープは酸化防止剤不使用の代わりに真空パック包装を採用しているので、私は安心安全の観点から言うとイチオシでお勧めの商品です。

inserted by FC2 system